青森と言えば、りんごとねぶた祭りをイメージする人は多いはずです。
開催期間中は毎年300万人もの観客を動員するほどの人気で、青森だけでなく東北を代表するお祭りと言ってもいいのではないでしょうか。
それほど青森のイメージとして定着している夏の一大イベントねぶた祭りについて今回は紹介しいきたいと思います!
青森ねぶた祭りとは
青森のねぶた祭りは、青森県青森市で8月上旬に毎年開催されている催しで、国の重要無形民俗文化財にも指定されている歴史があって国を代表する有名なお祭りと言えます。
ねぶた祭りの由来
ねぶた祭りの「ねぶた」とは、津軽弁で「ねぶて」=「眠たい」という意味があって、由来については諸説あるようですが、収穫の忙しい時期の働きを睡魔に邪魔されないようにという願いを込め、元々はねぶた(睡魔)を木の枝やわら人形に見立てて川に流すことで取り払うという行事でした。なので「ねむりながし」→「ねぶた」になったという説が有力なようです。
ねぶた祭りの歴史
いつ頃から始まったお祭りなのかについて詳細は不明な部分はあるものの、ねぶた祭りの歴史はかなり古く、ルーツについて調べてみる事にしました。
記録によると1716年頃から始まったとされるねぶた祭りは、元々は木の枝やわら人形を川に流すイベントから、七夕の灯籠流し様に変化していきます。
そして戦後に入り、観光の集客などを目的としてどんどん大型化し今のような形になったと書かれていました。
どれくらい大型化したのかと言うと、現行のねぶたは幅9m・奥行7m・高さ5mという決められた大きさを守って作られています。
台車を含めた重量はなんと約4tもあり、迫力があるのも頷けますよね。
毎年同じねぶたはなく、ねぶたを制作するねぶた師は連日徹夜で約3ヶ月をかけて完成させると聞きました。
簡単に作り方を説明すると、針金で骨組みを作るところから始まり、その上に和紙を貼って丁寧に形を作っていきます。1台のねぶたに約2500枚もの和紙が使われているそうです。
さらにねぶたの内部には、電球や蛍光灯などが600~800個設置されていて、夜でも存在感や迫力を感じる事ができます。
鮮やかに光っていると写真映えもしますよね。
このねぶたの製作費はおよそ2000万円というのは驚きです。
1つ1つのねぶたにねぶた師の想いやストーリーがあると思うと感慨深いものがありますよね。ねぶた祭りのルーツを知った上で参加や観覧すると数倍楽しめると思いますよ。
ねぶた祭り開催概要!
ねぶた祭りは曜日に関係なく、毎年前夜祭を含めて8/1~8/7までの7日間と決まっています。
毎年同じ日程というのは予定が立てやすいですよね♪
ねぶた祭り2017の日程と詳細
8/1(火)
18時~21時:前夜祭
8/2(水)・8/3(木)
19時10分~21時:子供ねぶた(約15台)と大型ねぶた(約15台)
8/4(金)・8/5(土)・8/6(日)
19時~21時:大型ねぶた(約20台)
※8/6は2017年度のねぶた大賞や各賞の発表があります。
8/7(月)
13時~21時:うち大型ねぶた(約15台)は13時~15時
19時15分~21時:青森花火大会とねぶた海上運行
※海上運行するねぶたは、受賞した6台の予定となっています。
開催場所
それぞれの開催場所については以下の通りです。
初日の前夜祭は青い海公園特設ステージで行われ、浅虫温泉会場では19時~20時半に第68回浅虫温泉花火大会が開催予定となっています。
8/2~8/6の開催期間中のねぶた運行ルートは青森市内国道4号線・新町通り・八甲通り・平和公園通りをぐるりと一周するコースとなっています。
当たり前ですが、ねぶた祭り開催期間中のねぶた運行ルートは車両の交通規制がありますので注意して下さいね。
そして最終日のねぶた祭りは、日中は上記のコースを運行しますが、19時からは青森港に会場を移し、受賞したねぶた(6台)の海上運行と青森花火大会が行われる予定になっています。
青森花火大会は、11,000発の打ち上げを予定していて、ねぶた祭りのフィナーレを飾ってくれます。
雨天は…?
ねぶた祭りは雨天でも決行なので、中止になる心配はしなくても大丈夫です♪
駐車場やアクセス
ねぶた運行後は順次通行規制が解除されますが、ねぶた祭り開催期間中の会場付近はかなりの混雑が予想されます。
そのため、2016年のものではありますが、臨時駐車場などが載った地図を載せておきますね。
ねぶた祭りに参加したい!
ねぶた祭りを見るのはもちろん、参加してみたい!という方のために参加方法を紹介しておきますね。
衣装はハネトを着用
ハネト衣装(正装)着用が参加のルールとなります。
ハネト衣装は青森市内のデパートなどで購入する事もできますし、約4000円前後で着付けとレンタルをしてくれるお店もありますので是非利用してみて下さいね。
ねぶた祭りの正装と言えるハネトを着用して、花笠を被って参加してみましょう^^
掛け声は?
青森のねぶた祭りでは、決まった掛け声がある事を知っておかないと楽しめないかも知れません!
その掛け声とは・・・【らっせーらー!らっせーらー!】です。
らっせーらっせーらっせーらー!と言っている場合もあり、1度聞いたら忘れない掛け声と言えるでしょうね。
自由参加
ハネトを着用してねぶた運行がスタートする前に、ねぶたの団体に入ります。
受付や登録も不要で、団体に所属していなくてもみなさんが温かく迎えてくれるので大丈夫です。
ルールを守って参加する
ねぶた祭り実行委員の指示に従い、みんなが楽しめるように最低限のルールを守って参加するようにしましょう。
まとめ
ねぶた祭りは見るよりも参加する方が楽しめる!
ねぶた祭りは雨天決行なので、最低限の雨具を持っておくと安心!
ゆっくり楽しむためには早目の宿泊予約をしておこう!
毎年賑わいを見せるねぶた祭りですが、北海道新幹線も開通したことで北海道からの観光客も増えるのではないでしょうか。
せっかく行くからには思いっきり楽しみたいですよね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
他にも、『Oops!』と驚くような内容の記事がありますので、楽しみながら読んでくださると嬉しいです。
出典元:http://nippon-matsuri.com*http://www.nebuta.jp