ラジオ体操

90年以上続いていると言われるラジオ体操ですが、朝昼夕夜という時間帯によって効果が違うことをご存知でしたか?

カロリーを消費しやすい時間というのもあり、実際に効果を得ているという人が多くいます。

ラジオ体操は「十三種類の運動によって全身を動かし、ふだんの生活では使用しない筋肉や関節、骨に影響を与える」ことが出来ると言われています。

反面、ラジオ体操は身体に悪い、身体に良くないという見解を持つ人もいるようです。

ラジオ体操第一と第二の7分間で、筋肉や関節を動かすことによって、肩こりや腰痛が治って、ダイエットの効果も期待できるのなら、ネットで動画を見ながらパソコンの前で体操してみたくなるのですが、やみくもに行ってはダメなようです。

今回は、ラジオ体操について・・・

  1. 一般的なラジオ体操の効果
  2. ラジオ体操を朝した場合のメリット
  3. カロリー消費を上手にする方法
  4. 高齢者のラジオ体操のメリット
  5. ラジオ体操で身体に負担をかけないやり方
  6. ラジオ体操のデメリット

といった内容でラジオ体操の知識を網羅して紹介していきます。

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ラジオ体操の効果

ラジオ体操は「いつでも・どこでも・だれでも」が手軽にできる健康体操として、90年以上も日本全国で実施されていると言われています。

それは誰からも強制されずに行えて、体の各部分を万遍なく動かせるように考えられているうえ、体操の後に爽快感があるように作られているそうです。

一般的なラジオ体操の効果

ラジオ体操を継続することで体全体の血流促進による筋肉の弾力性ができて、肩こりや腰痛の改善風邪を引きにくくなる・便秘の解消血圧や血糖値が下がったりすると考えられています。

ラジオ体操を行うにあたり一般的な効果は上に挙げたものですが、中でも多いのは「肩こりの改善」です。

人は生活する中で意識して行わない限り、腕を回したり、腕を真上に上げるという動きをほとんどしませんよね。

着物を日常的に着る女性に肩こりの方が少ないのは、帯を後ろで結う動作をすることでバランスよく身体を動かすこととなり、結果血流を良くするからです。

生活の中であまりしない動きをすることで筋肉をバランスよく動かすことになり、血流促進・筋肉強化などの効果を得ることができ、身体のバランスが整えられるのですね。

ここでの注意は、「万人にその効果があるということではない」ということを理解すること!

重度の肩こりや腰痛、身体に何か異常のある人は、その症状を悪化させてしまう可能性があるので自己判断でラジオ体操を行うことは避けましょう。

とはいってもラジオ体操は、決して即効性のあるもではありませんが、じわじわと体にその効果をあらわし、本来の健全な状態に戻す働きをするそうです。

そしてラジオ体操による効果は、ラジオ体操を行う時間帯によって効果は違ってくると言われています。

 

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時間帯別の効果

時間帯:朝

ラジオ体操を行えば、眠っていたままの神経の鈍さや刺激に対する反応の遅さが改善することが期待できます。

内臓に集中していた血液を筋肉や脳へバランスよく循環させる効果があると言われています。

朝起きて軽い運動をすることで、「神経のはたらきを活性化」させることができ「血液循環をスムース」にさせます。

また、朝の運動を習慣化することでカラダのリズムも整い身体の調子も良くなっていくのです。

でも、何か新しいことをするとなると億劫ですよね。

調べたり動きを覚えたりしなければならないと、始める前に面倒になり始めるに至らない可能性もあります・・・。

そこで「ラジオ体操」

多くの人は、ラジオ体操の曲が流れれば大体の動きを思い出せるのではないでしょうか。

子どもの頃に身につけた賜物の一つですね(笑)

朝起きて何もしないと覚醒するまで3時間かかると言われているので、時間を有効に使いたい人、朝から気持ちよく過ごしたい人にはもってこいです!

時間帯:昼

まず昼食後にラジオ体操をすることによって血糖値の上昇を防いで眠気防止になります。

またラジオ体操で「セロトニン」が分泌されますが、仕事の意欲が失われるのを防げます。

サラリーマンの方は、お昼のラジオ体操が向いているかもしれないですね(笑)

時間帯:夕(カロリー消費しやすい時間帯)

そして、昼から夕方にラジオ体操を行うと、一日の中で最も消費カロリーが高い時間の運動としてダイエットに効果的であると言われています。

カロリーをうまく消費する方法

うまくカロリー消費をしたいのであれば、一日の中で一番体温の高い「16時~18時の間」のゴールデンタイムに運動することがポイントです!

しかしその時間帯はよく考えると帰路についていたり、夕食の準備中や仕事中の場合もあり、なんとも忙しい時間・・・。

その時間帯は運動するのが難しい!という場合は、「少し身体を動かしてからラジオ体操を行う」といいでしょう。

例えば、帰宅後すぐにラジオ体操を行う。

駅やバス停から家まで歩くだけでも身体は温まるので、その状態を利用するのです。

車移動の方は、帰宅後に少し家事をしてからラジオ体操を行う。

このようにゴールデンタイムに行えなくても、それに近い状態を自分で作れば身体が冷えた状態で行うよりラジオ体操を効果的なものにできるのです。

時間帯:夜

そして、にラジオ体操を行うと熟睡できる効果があると言われています。

これはラジオ体操することによって体温が上がり、下がり始めると眠気が…この時に寝ると快眠できるということです。

なので、夜寝る前に入浴するのもこの考えが基本になっているようです。

夜、ラジオ体操をしてから2時間後に寝ると良いようです。

余談ですが、入浴の場合も同じで、入浴後~2時間あけると良いということです。

ラジオ体操のCDを手に入れる

 

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高齢者への効果

高齢者のラジオ体操

ラジオ体操の消費カロリーは少し早いペースのウォーキングと同じ位だと言われ、ラジオ体操をすることで体の柔軟性が増し腰痛や肩こりの予防さらに高齢者には骨租しょう症予防につながる健康効果が期待されます。

ラジオ体操は人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組み合わせてつくられ、健康な人なら負荷も少なく、自重だけをつかって、だれでも手軽にできる体操なので、介護予防に適した体操のように思えますね。

体力も柔軟性も個人差があるので、すべての人にあてはまるわけではありません。

ですが、ラジオ体操を毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが原因の体のきしみを取り除いて、本来持っている体の機能を取り戻し維持していく効果が期待できると思われます。

身体に負担をかけないラジオ体操のやり方

ここまではラジオ体操のメリットに焦点を当てて進めてきましたが、ラジオ体操はお手本通りに行ってしまうと身体に良くない負担のかかる動きがあります。

「えーそうなのー!?」ですよね。

まずは、カラダについて確認しましょう。

  • 身体は、上半身と下半身が連動していることを理解する
  • ラジオ体操の基本姿勢は、足を肩幅に開いて脚関節をゆるめて立つ姿勢

上半身と下半身という言葉のせいなのかついつい別々に考えがちですが、私たちがスムースに動けるのは上半身と下半身がうまくバランスをとっているからです。

上半身を動かさず、腕だけ振って歩いたり走ったりしてみるとわかります。

ラジオ体操の中では「腕を振って体をひねる運動~」を例にあげると、脚を動かすことなく上半身だけひねる動作は大変体に無理がかかります。

行ってみると、つっかかる感じをみなさん持つと思います。

「それは、腰がカタイからでしょ?」と思いますよね。

しかし、柔軟性の問題ではなく動きが不自然なのです。

上半身をひねるのであれば、ひねる側の脚に重心をかけてバランスをとり振りかえるような感じで行うと腰に負担がかかりません。

膝をピンと伸ばして行なっていい動作ではないことを理解しておくことが大事です!

一つ一つ説明すると大変長くなってしまいますし、そんなの全部覚えられない!となってしまっては、せっかくのやる気を台無しにしてしまいますので、身体に負担をかけないやり方を簡単に解説していきます。

ポイント1:気持ちいい、心地いいと感じる動きをしましょう!

運動はツラくないといけないと考えているかもしれませんが、そんなことは全くありません。

特にラジオ体操は、キッチリカッチリ行ってしまうと身体に負担をかける動きとなるので「気持ちいい~」「心地いい」程度で行うことで、身体に負担をかけずに行うことができます。

ポイント2:お腹に力を入れながら動くようにしましょう!

ラジオ体操は、ひねったり、ジャンプしたり、前後屈したりと、腰に負担がかかる動作があります。

特に、変に反動がついて上半身をひねり過ぎて腰を痛めた・・・なんていうのは避けたいですよね。

「お腹に力を入れながら動く」ことで変な反動がつくことを避けることができます。

お腹に力を入れる感覚が分からない場合は、お尻の穴を締めながら行ってみてください。

ポイント3:全動作、上半身と下半身の両方を動かしバランスを取りながら行いましょう!

ラジオ体操は上半身の動作が多いですが、必ず下半身でバランスを取っているか意識することが大事です。

簡単にいうと、ラジオ体操中に「関節がまっすぐ伸びている」状態はないということです。

関節は、常にゆるめ動きやすい状態にしておくことで、ラジオ体操を負担なく気持ちよく行うことができます。

 

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ラジオ体操のデメリット

先述した通り、ラジオ体操を「お手本通り」行なってしまうと身体に負担をかけてしまいます!

もしラジオ体操が身体に良いのであれば、3分でできるストレッチとして恐らくトップアスリートの多くが行なっているのではないでしょうか?

しかし、そんな話は聞いたことがなく、私も過去に競泳選手だった頃がありましたが、ラジオ体操をしたことは一度もないのです。

でも、トップアスリートの運動と一般の運動は目的が大きく違うのでは?と思いますよね。

しかし、「ストレッチ」は痛みなど異常のない健康な人全般に、効果的かつ安全にできるものでなければならないと思います。

もちろんラジオ体操を否定はしません。

実際に良い効果を得ている方は多くいますし、負担のかからない動きをして気持ちよく行なうラジオ体操は良い部分も多くあると思います。

ただ、健康のために行なう運動としてラジオ体操をあえて選択することに対しては、疑問点もあります。

ラジオ体操をするのであれば、時間を作ってウォーキングを行なう方がどこかを痛める心配なく安全に健康な身体を手にすることができると思います。

ラジオ体操はストレッチであり全身運動なので「正しい動作」で行なえば血流促進に有効的でしょう。

問題は「お手本通りの動き」は「身体を動かす」という意味では正しくないということを、知らない人が多いこと。

その状況のもと全国で普及活動が行われているために、ラジオ体操は身体に悪いと言われてしまうのです。

ラジオ体操動画

時間がある時に気軽に、パソコンやスマホの前でラジオ体操するための動画はコチラ

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CD 第1・第2/ラジオ体操

まとめ

ラジオ体操は時間帯によって効果が違う

  1. 朝行った場合:血の巡りがよくなって動きやすくなる
  2. 昼行った場合:仕事の促進につながる
  3. 夕方行った場合:ダイエット効果が期待できる
  4. 夜行った場合:熟睡効果が期待できる

高齢者がラジオ体操をするメリットとして…

  • 骨粗しょう症や介護予防に効果が期待できる

ラジオ体操の正しいやり方はしっかりポイントを抑えて行う

場所も時間も少なくてすむラジオ体操をするのは、手軽にできる全身運動としては良いと思うので、たくさんある効果を楽しみながら行っていきましょう!

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました!

他にも、『Oops!』と驚くような内容の記事がありますので、楽しみながら読んでくださると嬉しいです。

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